ミノキシジルの効果

 


専門クリニックでは男性型脱毛症AGAの治療には複数の薬剤が使用されますが、プロペシアなどフィナステリド製剤と並んで治療の中心になるのがミノキシジルです。

 

ミノキシジルというのは成分の名前で、これを主成分にして作られる製品がリアップというものです。

 

日本ではリアップの名前の方が圧倒的に有名でしょうね。

 

ミノキシジルは主に外用塗布剤として用いられますが、内服薬として処方されることもあります。

 

それではミノキシジルの効果について詳しく見ていきましょう。

 

■ミノキシジルの効果は血流量の増加!

ミノキシジルの薬効は何といっても強力な血流量の増加作用にあります。

 

血管を拡張して多量の血流を毛根に届ける他にも新たな毛細血管を作り出す作用もあるので、血流ルートを増やすことでさらに多くの血液を毛根に届けることができます。

 

髪の毛も人体の組織の一部であり、その成長には血液の力が欠かせません。

 

手足や目など、人の細胞は血液に乗って供給される栄養を取らなければ維持できず、それは毛根もしかりです。

 

栄養があって初めて毛根は髪の毛を作り出すことができるので、その栄養を届けるための輸送ルートの確保は生命線となります。

 

市販されている他の育毛剤でも血行促進などをうたった商品は多くありますが、ミノキシジルの血流増幅効果は他の成分よりもはるかに大きく、ハゲの進行を防いでくれるのです。

■AGAが発生した毛根は兵糧攻めにあっている!

AGAが発症した部分の毛根ではジヒドロテストステロン(DHT)が脱毛シグナルを発し続けているため、その部位の毛根は常にその攻撃にさらされています。

 

脱毛シグナルは各毛根の生命力を弱めてしまうので、ヘアサイクルの成長期がどんどん短くなっていきます。

 

次第に弱っていく毛根には栄養補給が必要ないと判断されて、そこにつながる毛細血管はどんどん細くなり、血流量が落ちていきます。

 

栄養が届かなくなった毛根はさらに活力が落ち負のスパイラルとなります。

 

やがて髪の毛の生産もできないくらいに弱った毛根にはもはや血管は必要ないので消失してしまいます。

 

こうなるといわゆる「毛根が死んだ状態」となり、そこからは二度と髪の毛は生えてこなくなります。

 

こうなる前にミノキシジルを投与すれば、血流量を増幅することで毛根に栄養を送りこむことができます。

 

いわば強制的に毛根に「喝」を入れるような作用によって、眠りかけている毛根の目を覚まさせ、退縮に向かわせないようにできるというわけですね。

■プロペシアとの併用で真の効果が発揮される

ミノキシジルはAGAの原因であるジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑制する効果はありません。

 

ですからミノキシジルだけの使用では未だ毛根はDHTの脱毛シグナルを受けている状態です。

 

これではせっかくのミノキシジルの効果も半減してしまいます。

 

最も効果を引き出すにはプロペシアなどフィナステリド製剤と併用することでDHTの負の作用を消し、さらにミノキシジルで血流を増やすことで大きな治療効果を得ることができます。

 

一般病院の皮膚科などではプロペシアだけしか処方してくれないところが大半ですので、本気でハゲを治療したいならば専門クリニックの利用が必要です。

 

こちらではより効果の高い内服タイプのミノキシジル製剤を処方してくれるところもありますから相談してみましょう。

 

ただしミノキシジルは血管系に作用するため、高血圧や低血圧など血圧異常のある方や心臓に持病がある方の場合はリスクの方が大きいため処方が受けられないことがあります。

 

その場合でも外用剤は利用できることがほとんどですので、まずは医師に相談してみましょう。

ミノキシジルの副作用

ミノキシジルは現在の男性型脱毛症AGAの治療においてフィナステリドと並んで効果の高い治療成分です。

 

ただこの成分は元々は高血圧症の治療薬に使われていた成分であり、血管系に強く作用することから副作用の心配が多少大きいものです。

 

下手をすると命の危険も生じることもあるので使用には注意が必要になります。

 

それではミノキシジルの副作用にはどのようなものがあるか見ていきましょう。

 

■外用塗布剤のミノキシジルの副作用

ミノキシジルは主に外用塗布剤の形で使用されることが多く、内服薬と違ってそれほど重篤な副作用を心配する必要はありません。
内臓で代謝されて全身に影響が出る内服薬と違って、外用剤の場合は効果も使用する局所に限定されるからです。

 

それでもミノキシジルの作用に敏感な人では血圧の低下症状を示す人もいるので、元々血圧の低い人は注意して下さい。

 

また外用剤ならではの副作用に皮膚障害があります。

 

痒みやじんましん、刺激感など皮膚系のトラブルが報告されていますので、使用に際しては観察を十分に行ってください。

 

皮膚系のトラブルは一回や二回の使用ではすぐに症状が現れないことがあるので、当初は何も不具合を感じることがなくても油断は禁物です。

 

少なくとも1、2週間程度は意識して頭皮の状態を観察するようにしましょう。

 

特に刺激感に関しては注意が必要で、刺激があるということは炎症性の症状に発展することがあるのでこの場合は直ちに使用を中止して下さい。

 

頭皮に炎症がある状態では育毛どころではなく、毛根がダメージを受けているわけですから脱毛に傾きます。

 

内服タイプや他の薬剤に切り替えるなどの工夫を医師に提案してみましょう。

■内服タイプのミノキシジルの副作用

内服タイプは外用塗布剤よりも副作用の発生頻度が増すため、より慎重に使用する必要があります。

 

ミノキシジルを内服した場合、肝臓で代謝され成分が全身を巡ります。

 

頭皮への直接塗布よりも毛根周囲への毛細血管への作用が強いことから発毛効果も強くなりますが、その分副作用の発現頻度や強度も高まります。

 

血圧系に作用するため、低血圧症の人は使用に際しては医師の診察が必要です。

 

高血圧症状のある人で血圧を下げる薬を飲んでいる人は特に要注意です。

 

血圧低下作用が重複してしまい、倒れてしまうほどの血圧低下を呈することもあります。

 

この場合医師も投与に慎重になるので、最初から内服タイプのミノキシジルは処方されないこともあります。

 

血管系に対する作用が強い薬ですので、心臓に疾患のある方も同様に使用できないことがあります。

 

心臓に負担がかかり、旧な心停止を引き起こす危険があるからです。

 

以上のような循環器系・血管系の副作用の他に、全身で作用することから胸毛や腕毛が濃くなる症状が出ることがあります。

 

これを多毛症といいますが、要するに髪の毛の毛根に繋がる血流だけでなく、全身の毛の毛根につながる血流も増幅することから全身あらゆるところの毛が増えるということです。

 

また内服するために人によっては胃腸系に症状が出ることもあります。

 

風邪薬や頭痛薬などのように成分的に胃腸の粘膜に刺激を引き起こすものではありませんが、元から胃腸が弱い人では稀に胃部不快感などの症状が出ることもあるようです。

 

この場合服薬前に少量の食事や固形物を摂る、あるいは服用に際して多めのぬるま湯で飲むなどの工夫で胃への負担を減らすことができるので胃腸系のトラブルを回避できることも多いですが、それでも症状が出る場合はミノキシジルの効果を邪魔しない胃粘膜保護剤などの処方を医師にお願いしてみて下さい。

 

市販の胃薬などは勝手に使うとミノキシジルの効果に影響する可能性もあるので医師に相談が必要です。

ミノキシジルの効果と副作用

 

■ミノキシジルは血圧降下剤!?
ミノキシジルはもともと1960年代にアメリカで高血圧治療の血管拡張剤として開発された成分で。血管を拡げてけ血圧を下げる効果があるんです。
後に発毛効果がみとめられ、壮年男性の脱毛に対する育毛剤として使用されている成分です。日本では一般用医薬品の外用薬である「リアップ」にミノキシジルが入っています。
血管拡張機能が血行を促進し、母乳頭細胞や毛母細胞の活性化することで育毛効果をもたらすと考えられているんですね。
しかし、円形脱毛症や原因不明の脱毛症には効果がうすいと考えられています。海外ではフィナステリドなどの内服薬が発売されています。

 

■ヘアサイクルが乱れるから抜ける!?
発毛には一定のサイクルがあります。
正常なヘアサイクルの人は毛母細胞が発毛に必要な酸素や栄養素を血液から取り込んで健康な毛髪を育てるんですよ。
しかし同じ毛が成長し続けるのではなく、ある期間を過ぎると自然に抜けます。そしてしばらくすると同じ毛穴から新しい毛が生えてきます。
このサイクルは成長期、退行期、休止期に分かれていますが、成長期の毛髪の割合が減少して、細い毛が増えると同時に抜け毛が増えてしまいます。
成長期は約2〜6年続きます。古い毛が抜けて新しい毛が生え始め、毛包も成長し始めます。
退行期には毛髪は成長せず、毛包派小さくなります。加齢によって脱毛が進むとこの期間が短くなります。
また、成長期に発毛をつかさどる組織である毛包が充分に成長しないと、退行期、休止期に早く移ってしまうため、毛包が小さくなってしまうんですよね。

 

■ミノキシジルがヘアサイクルを正常にする
ミノキシジルはこの毛包に直接作用し発毛効果が期待でるんですよ!
具体的には、休止期の毛包から成長期への移り変わりを促進し、新しい毛の発毛を促すことがあげられます。
また、脱毛症で成長サイクルが短くなった毛包の成長期を維持する作用もあります。
さらに、3?4ヶ月続く休止期間の間に小さくなった毛包を成長させるとともに、細く軟らかくなった毛を太い毛に成長させます。
しかし、ミノキシジルは特に頭頂部に効果があるといわれていますが、前頭部の男性性の脱毛症には効果が薄いとも考えられているんですよね。