ザガーロの効果と副作用を徹底解説!【プロペシアと比較もした】

ザガーロは、AGAの進行抑止効果だけでなく発毛効果を持つAGA治療薬です。

 

ザガーロは「生え際の後退」や「M字ハゲ」などの前頭部の抜け毛にも効果があると言われていますが、「使ってみたら効果がなかった・・・」とならないように、本当に効果があるのか解説しています。

 

効果の高いザガーロですが副作用も心配です。「どのような副作用があるのか?」「どのくらいの発症頻度があるのか?」も使用前に知っておきたいですね。

 

ここではザガーロの効果と副作用の解説、そして飲み方に関しての注意事項をまとめました。プロペシアとの比較もしているので参考にして下さい。

 

ザガーロの効果は「AGAの進行抑止」と「発毛促進」

ザガーロはAGAの進行を抑制するだけでなく、脱毛箇所から新たに太く長い髪を生やす効果があり、「頭頂部」だけでなく「前頭部」の抜け毛にも効果があります。

 

AGAの患者さんにザガーロの主成分「デュタステリド」を24週間投与した時の頭頂部内(直径2.54p:500円玉くらい)で毛髪が増加した本数を計測したデータがあるので紹介します。

デュタステリド含有量 0.02mg 0.1mg 0.5mg
増加本数 17.1本 63.0本 89.6

(*デュタステリドを服用後、半年経過した時の髪の増加本数 臨床実験データ

 

デュタステリド濃度が高いほど増毛数が多くなっていることが分かりますね。

 

また「ザガーロ0.1r」と「ザガーロ0.5r」に副作用の差異はないので、効果の高い0.5rが主流になっています。

 

ザガーロの働きは?

ザガーロは、5αリダクターゼ還元酵素の働きを阻害して、男性ホルモンのDHT(ジヒドロテストステロン)を生成させないようにします。DHTが作られないので、髪の成長も阻害されないということです。

 

AGAの原因であるDHTは、「テステステロン(男性ホルモン)」が「5αリダクターゼ(還元酵素)」の影響を受けて変化したものです。なので5αリダクターゼの働きを阻害するとDHTが生成されず、AGAの進行を抑制することに繋がります。

 

ザガーロで「いつから効果が出るの?」

ザガーロの服用を始めて実感できるまでの期間としては、24週間(6ヵ月)が目安です。

 

実際には、3ヵ月目ぐらいには発毛していますが、まだ髪が細いので実感できる太い髪になるまでには6ヵ月程度が必要です。

 

ザガーロは生え際にも効のか?

ザガーロは生え際にも効果があります。生え際が後退してきたと感じている方にも有効です。

 

5αリダクターゼには「T型」と「U型」の2種類があります。頭頂部には、U型の5αリダクターゼの影響が大きいのですが、前頭部(生え際やM字部分)には、「T型」と「U型」の5αリダクターゼが混在しています。

 

ザガーロは「T型」にも「U型」にも効果があるので、生え際の後退の抑制にも効果があります。ちなみにプロペシアは、U型の5αリダクターゼにしか効果がありません。

 

ザガーロに耐性はあるの?

ザガーロに耐性はないので、使い続けることで効果が小さくなるということはありません。

 

継続使用することで薬が効かなくなることを「薬に耐性がついた(薬剤耐性)」と言われます。

 

薬剤耐性について多く言われるものにステロイド系の薬があります。ステロイドはアトピー性皮膚炎の治療に使われる薬ですが、使い続けることで効きが悪くなることがあります。

 

しかし、ザガーロはステロイドではないので、継続使用しても耐性がつくことはありません。

 

「ザガーロは耐性がつくのでは?」と言われるのは、ザガーロがアザステロイドであることに関係しているようです。アザステロイドはステロイド誘導体の一種ですが、ステロイドそのものではありません。

 

「ステロイドの構造式」と「アザステロイドの構造式」がよく似ていることから『ザガーロはステロイド系の薬なので、耐性がつきやすい』と思われたと考えられます

 

ザガーロの副作用

ザガーロは効果が高い反面、副作用のリスクも高いです。発生頻度が1%以上の副作用には「勃起不全」「射精障害」など性機能によるものがあります。

 

ザガーロの副作用について、表にまとめたので参考にして下さい。

 

副作用の症状 発生頻度が1%以上 発生頻度が1%未満 頻度不明
過敏症 ・発疹

・蕁麻疹
・アレルギー反応
・むくみ
・血管浮腫

精神神経系

・頭痛
・抑うつ気分

・浮動性めまい
・味覚異常

生殖系障害
乳房障害

・勃起不全
・射精障害

・乳房障害
(女性化乳房、乳頭痛、乳房痛、乳房不快感)

・精巣痛
・精巣腫脹

皮膚

・体毛脱落
・多毛症

消化器 ・腹部不快感

・腹痛
・下痢

その他 ・腹部不快感

・倦怠感
・肝機能障害
・黄疸

こうしてみると、1% 以上の発症確率があるのは男性の勃起障害と射精障害だけですね。

 

ザガーロを服用してはいけない人

ザガーロは効果の高いAGA治療薬ですが、「女性」「未成年者」「肝機能に疾患がある」方は副作用のリスクが高いので、服用することができません。

 

また、疾患とまでいかなくても、肝機能に不安があれば医師に相談しましょう。

 

以下に、服用してはいけない理由をまとめました。

 

女性

@「女性ホルモンの分泌が乱れる」「リンパ球の働きに異常をきたす」可能性があるため。
A妊婦または、妊娠している可能性のある方においては、胎児の生殖器官が発育不全を起こしてしまう危険性があるため。

肝機能に疾患のある人 肝臓でザガーロが上手く代謝されず血中濃度が上がってしい、様々な副作用を発症する可能性がある。
未成年 安全性が確認されていないため処方ができません。

参考資料:ザガーロの添付文書

 

副作用の発症リスクはプロペシアよりも高い

プロペシアにもザガーロと同じような副作用がありますが、副作用の発症確率は「ザガーロが17.10%」「プロペシアが4.30%」とザガーロの方が高いです。

 

副作用の中でも、発症比率の高いものを紹介します。

 

ザガーロ(17.1%) プロペシア(4.3%)
勃起不全の割合 4.3% 0.70%
性欲減退の割合 3.9% 1.10%
精液量減少の割合 1.3% 1%未満

参考サイト:ザガーロとプロぺ歳の違いを比較

 

ザガーロで初期脱毛はあるの?

ザガーロを服用することで初期脱毛が起こる可能性はあります。

 

初期脱毛は、ザガーロがAGAの原因となるDHTの生成を阻害し、ヘアサイクルが正常に戻る過程で起こる症状です。

 

ヘアサイクルが正常に向かい始めると、衰えていた「発毛促進力」が戻り始め、発毛が促されます。すると、新しい髪の毛に押し出されるように古い髪の毛が抜け落ちます。これが初期脱毛です。

 

初期脱毛が始まる期間は、ザガーロを飲み初めてから「2週間〜1か月」と言われています。そして初期脱毛が続く期間が「1か月〜3か月」と言われています。

 

ザガーロで初期脱毛が起こる期間には個人差があるので一つの目安だと考えてくださいね。

ザガーロの正しい飲み方と注意事項

ザガーロは正しい飲み方をしなければ、副作用を発症する可能性も高まります。

 

また「ザガーロを服用期間中は、献血ができない」などの注意事項もあるので確認してください。

 

ザガーロは医師の処方が必要な医薬品です。必ず医師の指示に従って服用しましょう。

 

ザガーロの正しい飲み方

  • 1日1回、お水での経口投与(0.1mg・0.5mgともに)(*ジュースや緑茶では飲まないこと。)
  • 口腔内咽頭粘膜を刺激することがあるので、カプセルは噛まずに飲み込む
  • 食前食後などは問わないので、服用を忘れず習慣化できる時間帯・機会での服用がおすすめです。(*飲んだり、飲まなかったりすると、効果が半減するだけでなく、副作用のリスクも高まります。ザガーロの飲み忘れには注意してくださいね。)

 

ザガーロを服用する際の注意点

  • 前立腺ガンの検査でPSA値(前立腺特異抗原)を行う場合、ザガーロを服用していることを告知する(*検査結果に影響が出る場合があるため)
  • ザガーロは皮膚から吸収されるので、カプセルから中身が漏れないように気をつける。また、漏れた場合に女性や子供に触れないようにする
  • 円形脱毛症や、女性の「びんまん性脱毛症」、抗がん剤による脱毛には効果がないので服用しない。
  • ザガーロを服用中の輸血や献血はできません。(*服用中断してから6ヵ月は開ける)

 

参考資料:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン ? 日本皮膚科学会

 

ザガーロとの飲み合わせができない薬

併用禁忌薬(飲み合わせの悪い薬)とまではいかないものの、ザガーロには併用注意薬があります。ザガーロの併用注意薬として「CYP3A4阻害薬」があります。

 

「CYP3A4」とは、人体に存在する生体異物を代謝する酵素の一つです。肝臓のある「CYP3A4」が多くの割合を占めています。

 

ザガーロの有効成分であるデュタステリドも「CYP3A4」で代謝されます。なので「CYP3A4阻害薬」とザガーロを併用すると「CYP3A4阻害薬」の働きでデュタステリドの代謝が悪くなります。すると、デュタステリドの血中濃度が高くなりすぎて、腎機能なので症状を招く可能性があります。

 

現在、医薬品を使用している場合には、必ず医師に相談しましょう。

プロペシアと比較「どっちが効果ある?」

プロペシアの効果が「男性型脱毛症の防止・抑制」なのに対して、ザガーロは「男性型脱毛症の防止・抑止」の他に「発毛効果」もあります。

 

プロペシアの効果:男性型脱毛症の進行の遅延効果
ザガーロの効果:男性型脱毛症の遅延効果と発毛も期待
臨床試験において、ザガーロ0.5rは、プロペシア1.0rの約1.6倍の発毛効果と毛髪の太さの増加という効果が実証されています。

 

デュタステリド0.5mg フィナステリド1mg
髪の増加本数 89.6本 56.5本

(*直径2.54pの円の中に、33本も多く髪が生えたことになります。)

 

また、プロペシアは、U型5αリダクターゼにしか効果がありませんが、ザガーロは、T型とU型の両方に効果があるので、T型とU型が混在する生え際にも効果があります。

 

ザガーロ プロペシア
有効成分名 デュタステリド フィナステリド
形状 淡い橙色の長楕円形のソフトカプセル 薄い赤色のフィルムコーティング錠剤
効果効能

男性型脱毛症の薄毛や抜け毛の改善
(*発毛効果もみられる)

 

5α-還元酵素T型とU型の阻害

男性型脱毛症の進行遅
5α-還元酵素U型の阻害

副作用 勃起不全、精液量減少など 勃起不全、精液量減少など
注意点 服用中止後、6ヵ月経過しないと献血できない 服用中止後、1ヵ月経過しないと献血できない
添加物

ジブチルヒドロキシルアミン
中鎖モノ・ジグリセリド
ゼラチン
グリセリン
濃グリセリン
酸化チタン
黄色三二酸化鉄
三酸化鉄
中性脂肪酸トリグリセリド
レシチン

結晶セルロース
乳糖水和物
部分アルファー化デンプン
デンプングリコール酸ナトリウム
ジオクチルソジウムスルホサクシネート
ステアリン酸マグネシウム
ヒプロメロース
ヒドロキシプロピルセルロース
酸化チタン
タルク
三二酸化鉄
黄色三二酸化鉄
カルナウバロウ

注意事項

・本剤の成分および他の5α還元酵素阻害薬に対し、過敏症の既往歴のある患者
・女性(妊婦、産婦、授乳婦等)
・小児等・重度の肝機能障害のある患者

・本剤の成分および他の5α還元酵素阻害薬に対し、過敏症の既往歴のある患者
・女性(妊婦、産婦、授乳婦等)
・小児等・重度の肝機能障害のある患者

ザガーロの有効成分である「デュタステリド」は半減期(血液濃度が半分になるまでの時間)がプロぺシアの有効成分「フィナステリド」よりも長いことが、効果の違いになっていると考えられています。

 

ザガーロを継続的に使用することでデュタステリドの血中濃度が一定に保たれるので、DHT抑制効果に切れ目がないのです。

 

フィナステリドの半減期が約6〜8時間であるのに対して、デュタステリドの半減期は約3〜5週間だと公式に発表されています。

 

参考資料:医療用医薬品「ザガーロ」

まとめ

ザガーロは、ザガーロはAGAの進行を抑制するだけでなく、発毛効果も期待できる治療薬です

 

また、プロペシアでは効果の出なかった「生え際の後退」や「M字ハゲ」の改善も期待できるのできます。ただ副作用の発症率もプロペシアよりも高いので正しく服用しなければいけません。

 

副作用の発症リスクを減らして、ザガーロの効果を得るために、服用の仕方や副作用の管理をしてもらえる医師の指示を受けましょう。